こんにちは。あめちょこです。
皆さんは地域や職場で行われている防災訓練に参加したことはありますか?
防災と言っても地震、風水害、台風、災害の種類によって訓練内容が変わりますよね。
先日、地域の小学校で行われた火災を想定した防災訓練に参加しました。
自治会の方、行政職員、消防署、地域の消防団などの団体が協力して開催している防災訓練だったので、親子で参加し貴重な体験となりました。
防災訓練を子どもに体験させたい人
地域ぐるみで防災訓練を検討している人
煙体験や消火訓練などをリアルに体験したい人
どこで防災訓練が行われているか知りたい人
親子で防災訓練に参加してみて分かった5つのメリットは次の通りです。
- 実際の避難方法を親子で体験した思い出を共有できる
- 消防署や消防団など専門家から直接話が聞ける
- 地域の人との触れ合い顔の見える関係ができる
- 参加者には非常食などのお土産がいただける
- 防災体験のできる施設がどこにあるか分かる
このような機会を作るのも保護者の役割だと思っているので、ぜひ参考にしてください。
私のプロフィール
会社員歴20年以上のひとり親です。共働きで子ども3人を育てながらフルで仕事してきました。
元夫と親族と価値観が合わず離婚しました。
別居時に資産ゼロになったので現在お金の勉強中です。
広汎性発達障害、不登校の子どもの子育て経験があります。
地域の防災訓練に参加した体験談
煙体験
火災で危険なのは炎だけではなくて、煙を吸い込むことによる一酸化炭素中毒の被害です。
煙体験ではテントの中に無害の煙を充満させて避難の仕方を教わりました。
テントの大きさは通常のテント2張り分、といったところでしょうか。
中には幕の障害物があります。煙は無害、なんだか甘い臭いがしました。中は真っ白でほとんど見えません。
煙の充満したテントの中をしゃがんで進んでいきます。
本当に煙で何も見えないですよ。中に幕が2箇所くらいあって障害物となっていました。
ゴールしたらテントをノックして合図。無事に出た時にはホッとしました!
消防士さんの説明によると、しゃがんで移動する理由も含めて実際の火災の避難で大切なことは次の通り。
実際の火事の時にはおそらくパニックになると思いますが、一つでも覚えておけば身を守ることができます。
お住まいの自治体や地域で防災訓練がある時は、子供と一緒に一度でも煙体験に参加することをお勧めします。
煙体験は消防署でもできるようです。各消防署に問い合わせてみたり親子で見学に行くのも良いでしょう。
消火器訓練
消火器って目にすることがあっても火事がなければ触れることってありませんよね?
実際どうやって使うかもわからないままです。
ですから子どもたちは最初は恐る恐るでも消防士さんから親切に教わりながら消火器訓練を行いました。
消防士さんと消防団のお話によると、本格的に火を消す体験ができたらリアルで良いのでしょうが、実際に灯油を使って火を使うと、かなりの煙が出て近所の人から驚かれ、本当の火事だと思われ通報されることもあるそうです。
というわけで、実際に火を起こして鎮火する消火器訓練はほとんど実施されおらず、水消火器で訓練を行うそうです。
もしも本物の消火器で訓練をする場合は事前に地域住民にお知らせされるということでした。
防災訓練に参加して良かった5つのメリット まとめ
1 実際の避難方法について親子で体験した思い出を共有できる
小学生の頃に体験したことは大人になってからも記憶に残ります。
親子で地域で行われた防災訓練に参加するということは、避難所の場所や、避難所までどうやっていくのかといったことまで話し合うきっかけができます。
防災訓練を幼少期から体験しておくことで、いざ災害があった時に少しでも冷静な行動をとる知識になります。
将来子どもが成人してからも必ず役立つ知識です。
2 消防署や消防団などの専門家から直接話が聞ける
普段は地域の消防団や消防署の人と話すことなんてないと思います。
防災について、今回は特に火災時の知識について勉強することができました。
知らないことばかりなので、正しく知識を身につけること、実際に消防士さんのお仕事や活動についても触れることができるのも良いことですね。
それは消防団員や消防士になるという選択肢だけでなく、親になった立場としても同じです。
一緒に参加した子どもさんの中には「消防団になりたい」なんて可愛い声が上がり、消防団の方もとても嬉しそうにしていたのが印象的でした。
3 地域の人と触れ合い顔の見える関係ができる
近所付き合いが希薄しがちな中、防災訓練に参加すると地域で活動している人の顔が見えてきます。
実は私はとても大切なことだと思っています。
災害が起こった時には1人ではどうにもできません。助け合いが大切なので、地域の人と触れ合うことはとても大切だということも子どもに伝えることができます。
また防災訓練に参加する他の親子とも交流ができます。
みなさんご存知ですか?地域で行われている防災イベントは先に述べた消防署や学校関係者だけ行うことは難しく、必ず自治体など地域の協力の上でイベントが成り立っている事を。
消防団、自治会、町内会、婦人会、愛育委員、民生委員、地区社会福祉協議会、学童保育関係者の方、など実に様々な地域の方の協力があるのです。
地域には防災士という資格を持った方が存在しますよ。地域のために防災のためにリーダーシップをとって活躍されています。感謝です。
防災イベントで地域の方が紹介されていて、そのように様々な地域の組織があることも分かり、
このことを子どもに伝えるだけでも有意義なことです。
地域の人のお世話になったという経験は、次に子どもが成人した時に地域のために役立ちたいという気持ちの芽生えにもなると考えます。
4 参加者には非常食など防災グッズのお土産がいただける
私の参加した防災訓練では、水を入れるだけで食べられるアルファ米、長期保存できる水(500ml)、非常持ち出し袋に入れると活躍しそうなヘッドライト、防災に関するパンフレットをお土産としていただきました。
これは自治体や地域、または防災訓練の規模によって必ずいただけるということではありませんが、親子で参加できるイベントの場合は防災意識を高めてもらうために何かしらお土産がある場合が多いです。
アルファ米はお湯で15分、水で60分待てば完成します。美味しいです。災害時はお湯がないことが多いので水で作ることが想定されますね。結構量があるので空腹を満たすことができエネルギーも補給できるのが良い商品です。
防災用の水は、保存期間が長いのがポイントです。7年ー10年保存なんていう商品もありますね。ペットボトルもペコペコしていないので頑丈です。防災バッグに入れておいても破損することはないでしょう。
ライトは玄関や枕元に常備しておくと良いと聞いたことがあります。
今回のお土産ではヘッドライトでした。避難の時に両手が使えるのが良いですね。
5 防災体験のできる施設がどこにあるか分かる
私は今回地域の防災訓練に参加したわけですが、地域でこのようなイベントがない場合は、直接防災体験のできる施設にお出かけするのもオススメです。
全国に防災体験のできる施設があることが分かったので、下記に参考にしたサイトを載せておきますね。
若干名称が違うようなので、お住まいの地域の施設を調べておくのも良いですよ。
まとめ
防災はいつ起こるか分かりません。
だからこそ日頃から防災訓練を通じて少しでも冷静に行動できるようにしましょう。
災害時は助け合いが大切です。
保護者としてできるのは、ただ子どもを防災訓練に参加させるだけでなく、防災訓練に携わる専門職や地域の人の上で成り立っていることを伝えることで、子どもに人と人が助け合うことの大切さについても伝えることができます。
この記事を読んで、皆さんのお住まいの地域で行われている防災イベントや防災体験のできる施設について調べたり、親子で防災について話し合う機会にしてもらえれば幸いです。