こんにちは。あめちょこです。
ひとり親の皆様、児童扶養手当は申請していますか?
所得制限があるため全額支給されない人がいると思います。
実は私もその1人、全額支給停止になったのですが、所得制限の仕組みを理解するとiDeCoの活用が選択肢に入ることがわかったので、皆さんにもそのメリットと注意点についてお伝えします。
私のプロフィール
会社員歴20年以上のひとり親です。
共働きで子ども3人を育てながらフルで仕事してきました。
元夫と親族と価値観が合わず離婚しました。
別居時に資産ゼロになったので現在お金の勉強中です。
広汎性発達障害、不登校の子どもの子育て経験があります。
ある程度収入があるので児童扶養手当を申請しても意味がないと思っている人
児童扶養手当の審査に影響する控除について知りたい人
DeCoが児童扶養手当に影響するか知りたい人
児童扶養手当の所得制限の仕組みがわかる
iDeCoを活用している場合の影響がわかる
児童扶養手当が「支給停止」になっても申請することを検討しよう!
「全額支給停止」が見込まれても申請した私の体験談
ある程度収入がある場合、児童扶養手当を申請しても意味がないでしょうか?
私の場合は、数年かかって離婚が成立し、市役所に届け出たその日のうちに申請しました。
常勤フルタイムで働いている上に養育費をもらっているので支給対象にならないだろうなと思い申請を諦めていました。
すると市の担当者から「何かしらの事情で収入が減った時のことを考えて申請だけはしておいたほうがよいですよ」とアドバイスされました。
ただ手続きがかなり大変!必要書類もたくさん😭
窓口での手続きに30分程度かかると言われたので、また必要になった時に申請しようかな、とも考えました。
結局必要になった時にすぐ窓口に行けるか分からないし、申請が手間だと後回しにしてしまうかもしれない。
そう考えてその場で申請しました。
この時はまだ所得から控除される「算出条件」について詳しく知りませんでした。
申請をして約2ヶ月後「児童扶養手当認定通知書」とともに「児童扶養手当支給停止通知書」が送られてきました。
認定?支給停止?結局どっち?混乱したので担当者に電話して教わりました。
はい。「あなたの場合は受給資格はあるけれど所得制限により全額支給停止(0円)ですよ」ということです。>毎年収入の状況によって変わります
わかりました
児童扶養手当の「算出方法」
分からないことは源泉徴収票を持って窓口で聞こう!
毎年8月は現況届けを提出する時期です。
必要書類が何枚も、提出は事情がない限り原則窓口に行かなければなりません。
私も貴重なお休みを使って市役所に行きました。
去年「全額支給停止」でも。
1−2年分の源泉徴収票を持って市役所の窓口で問い合わせました。
もしも収入が減ったらどのタイミングで相談すれば良いですか?
毎年8月に現況届けを提出してもらい所得の審査を行います。支給されるかどうかは審査で決まるので現時点ではお答えできません。
昨年医療費控除をしたのは影響がありますか?
私の場合、所得から控除されるものは何が対象ですか
あなたの場合だと、医療費控除、小規模企業共済等掛金控除、障害者控除(次男の)が影響します。
あとは審査で決まるため、必ず支給されるとはここでは申し上げられないのです。
ここで去年届いた児童扶養手当認定通知書を思い出して読んでみました。
すると
支給停止決定通知をよく見ると
「あなたの〇〇年中の所得額(法定控除後)〇,〇〇〇,〇〇〇が、所得制限限度額〇,〇〇〇,〇〇〇(扶養人数○人)以上の為」
と記載されています。
ということは、この差額に相当する金額が控除された場合は、支給対象になる可能性があるという目安になりました。
□iDeCo(小規模企業共済等掛金控除):地方税法で控除された額
□医療費控除:地方税法で控除された額
□障害者控除:地方税法で控除された額
□特別障害者控除:40万円
□勤労学生控除:27万円
※あくまで各家庭によって収入額や家族構成が違うため、現況届提出のタイミングや随時、市の窓口で聞いてみましょう。
iDeCo(小規模企業共済等掛金控除)のメリットは大きいけれど、よく考えよう!
iDeCoの掛け金をMAXに増やすと年間276,000円が控除される計算です。
しかし、iDeCoは60歳まで引き出せないというデメリットがあります。
iDeCoの掛け金を増やして生活費が不足したりイライラしながら生活するのは本末転倒ですよね。
確実に児童扶養手当の所得制限に影響を及ぼすメリットは大きいですが、必ずしも支給決定となるとは限りません。
収支バランスを考えた上でiDeCoの掛け金を増やすかどうかは自己責任の上で判断しましょう。
まとめ
児童扶養手当には所得制限があり支給対象になるかどうかは申請しないとわかりません。
自分には関係ない、と思っている方がいるならば毎年収入の状況は変わる可能性もあるので、ひとり親になったらまず申請しましょう。
収入や養育費が影響して一部支給停止や全額支給停止になっても、状況が変わったらすぐに自治体に相談に乗ってもらいましょう。
児童扶養手当がたとえ「一部支給」でも支給されたらとてもありがたい事ですが、こればかりは提出してみないとわかりません。
児童扶養手当の算出方法について正しく知り、自分に当てはまる控除がある場合は活用しましょう。
もう一度言いますが、最終的には役所が審査しますので、必ずしも支給されるというわけではありません。
その点はご了承いただけると幸いです。
支給停止になったとしても稼ぐ力を身につけて、手当にたよらず豊かに生活していけるようになる人が一人でも増えていけばいいな、というのが私の願いです。
最後までご覧いただきありがとうございました。