こんにちは。あめちょこです。
障害のある子どもが小学校に上がる時に、その子に合った場所を選んでいかなければなりません。
子どもが自閉症です。今度小学校に入学します。この先どのような進路になるかイメージがわからず漠然とした不安
子どもに障害があるだけでも受け入れるのが大変ですが、これからは進路のことも知っておかなければなりませんね。
私の子どもを通じて経験したことをヒントにまとめていきますね。
障害のある子どもの進路のイメージがわからず不安
そもそも特別支援学校と特別支援学級、どんな違いがあるかわからない
実際の授業の様子について知りたい
障害の子どもの進路について見通しの参考になる
私のプロフィール
会社員歴20年以上のひとり親です。
共働きで子ども3人を育てながらフルで仕事してきました。
元夫と親族と価値観が合わず離婚しました。
別居時に資産ゼロになったので現在お金の勉強中です。
広汎性発達障害、不登校の子どもの子育て経験があります。
進路のパターン
小学校・中学校ともに通常学級に進学し通級を利用する
通級とは、比較的障害の程度の軽い子どもが普段は通常学級に通いながら、週に何回か個別の指導を受けるために通う教室です。
自分の通う小学校になければ別の小学校まで通うので「通級」というようです。
保護者が送迎する必要があるため、フルで仕事をしている人には悩ましい選択です。
小・中学校ともに特別支援学級に進学する
自力または保護者の付き添いで小中学校に通学できる場合は、特別支援学級に所属し、日頃は個別の支援が受けやすい特別支援学級に所属し、その子の特性や能力に合わせて、一部の授業は通常学級と交流します。
その子によって通常学級で交流する授業の内容や頻度は変わります。
担任の先生とよく相談しましょう。
通常学級の先生と、特別支援学級の先生とそれぞれ担任の先生がつくことになります。
メインで関わる先生は特別支援学級の先生になります。
小学校は特別支援学級、中学校から特別支援学校の中学部に進学する
特別支援学校には小学部、中学部、高等部とあり、中学部から進学するパターンです。
特別支援学級の後輩たちの中にもより個別な支援を求めて中学部から特別支援学校に進学した子もいました。
小学部から特別支援学校に進学する(小学部・中学部・高等部まで)
障害の程度によっては、特別支援学級よりも個別の支援が必要で、学校までの送迎のサポートなども手厚いので、小学部のうちから特別支援学校に通うパターンになります。
小学校は通常学級、中学校は特別支援学級
小学校入学後に何らかの障害の診断を受けたり、通常学級では集団に馴染めず個別の支援が必要な場合は、中学校進学のタイミングで特別支援学級に入ることがあります。
この逆で、小学校では特別支援学級に所属していたけれど、中学校進学のタイミングで通常学級に進学した子どもさんもいました。
通常学級と特別支援学級の違い
通常学級について
1クラス上限40人に対して先生が1人です。
(2021年度から5年間かけて上限35人に引き下げられると義務標準法の改正案が閣議決定していますね)
うちの子のように障害があり、先生の言っていることの意味がわからなかったり
もちろん勉強のペースものんびり、集団生活が難しい、という理由で通常学級という選択肢にはなりませんでした。
特別支援学級とは
「知的障害」または「自閉症・情緒障害」によって少人数制のクラス編成が行われます。
通常学級が1クラス40人基準であるのに対し、多くても8人までなので
個別の支援が行われやすい体制です。
私の体験談 小学校の進路を決めるときの教育委員会との面談
教育委員会との面談
指定された日に面談がありました。お休みをとっていきました。
私の体験談ですが、今思えば特別支援学級に入るための必要な面談だということしかわからず、そこで「知的」「情緒」の希望を伝えルことなど明確な違いがよくわからないまま面談に挑んでいました。
あめちょこさんのお子さんは「知的」と「情緒」のどちらのクラスが希望ですか?どちらのクラスが子どもさんにあっていると思いますか?
「知的」?「情緒」?どのように違うのですか?
「知的」とは、知的障害のことで、身の回りのことで小まめな見守りや支援が必要なお子さんです。
情緒」とは、発達障害、自閉症のお子さんが所属するクラスのことです。
わかりました
クラスの決定について「知的?」「情緒?」
保護者の意向が尊重されますが、最終的には教育委員会が決定します。
私の場合も面談の際に自分の子どもが「知的」なのか「情緒」なのかよく分かりませんでした。
今となってはもう少し調べてから決めればよかったと思います。
その後、うちの場合はコミュニケーションがうまく取れず、ますます拘りが強くなり
途中から「知的」のクラスに変更してもらいました。
我が子が特別支援学級に所属して感じたこと
まず特別支援学級人クラスあたりの人数は5人前後、1−6年生が混在、クラスは広々使えます。
担任の先生と支援員の方が数人いるので、実質マンツーマンか2人に1人くらいは支援者がいる状態で、手厚く子どもの様子を見てもらえたと思います。
まだ1年生の頃は我が子も含めてうまくコミュニケーションが取れず、パニックになることが多かったのですが、
一人で落ち着けるスペースもあるので、うまくクールダウンをしてもらっていたようです。
参観日にはさまざまなイベントが用意されていて、特別支援学級だけの参観日もあったり、保護者の体験談を聞く会などが設けられていました。
どの保護者もこれから先のことが不安ですが、すぐに話せるようになっていきました。
先輩ママさんもいるので、段々と繋がりができていくと、体験談が聞けるのがとても心強かったです。
大変だったのは、特別支援学級だけの参観日に加え、宿泊学習や、他校の特別支援学級との交流会があったので、お休みをとって参加する機会が割とあることです。
また日々の連絡帳は通常学級と比べると書き物が多い印象です。
先生方とのやりとりは増えるので、気軽に相談ができるという点も保護者としては心強かったですね。
まとめ
子ども一人一人に合わせた支援を考えるためには、保護者が一人で考え込まず、周りの専門職に相談しましょう。
進みながらその支援が子どもにあっているかどうか考えるタイミングがあります。
途中で支援の方向性が違うと思ってもそこから方向転換できるので、その時に適切と思った方向を信じてお子様にとって良い支援を探していきましょう。