こんにちは。あめちょこです。
この記事では長男出産後、母乳育児をしながら産後2ヶ月で転職し、子どもは保育園に預けフルタイムで仕事をしてきた私が気をつけたことや、今だったらもっと楽に子育ても仕事も乗り切れたのになーと思うことを
体験談を交えてお話します。
離婚前の共働き時代のエピソードです。
私のプロフィール
会社員歴20年以上のひとり親です。
共働きで子ども3人を育てながらフルで仕事してきました。
元夫と親族と価値観が合わず離婚しました。
別居時に資産ゼロになったので現在お金の勉強中です。
広汎性発達障害、不登校の子どもの子育て経験があります。
これは私が産後6週間で転職と共に仕事復帰した体験を通じて、これから産後すぐ仕事に復帰する人や、転職活動中の方に向けて、少しでも参考になれば、と思います。
産後2ヶ月で転職した理由
第一子の妊娠初期はつわりの辛さもありなかなか激務でした。
私は看護師として3交代勤務で働いていました。
お腹が大きくなるにつれ、だんだん夜勤がつらくなりました。
だけど生活のためには働かなきゃ。
そんなとき、後に転職することになる会社から声をかけていただきました。
決め手となった理由は次の3つです。
- 日勤しかないこと
- 福利厚生が充実していること
- 資格を生かして働けること
勤務条件が割と整っていたので妊娠中なのに採用されるか不安でしたが
嬉しいことに採用となりました。
公務員ではありませんが、この会社の専門職枠があっというのがラッキーでした。
採用時期は半年後、それは私の「産後6週間」でもありました。
当時は貯蓄がうまくできない時期だったので、生活のことを考え
産後2ヶ月で就職する決断をしたのです。
家族の協力が得られるという前提での採用でもありました。
転職しない場合は、当時の勤務先の保育園に預ける予定だったので
予定を変更して、早速転職後に乳児を受け入れてくれる保育園を探しました。
実際に保育園を探したのは出産後でした。20年以上前の話です。
保活をするなら、今では信じられないくらい遅い行動ですよね。
事前に転職先と話し合ったこと
育児時間の取得
始業時間から30分間、時短勤務を取得して良いという提案がありました。
ただ本当は最大2時間取得できる権利があります。
心の中ではもちろん育児時間を最大2時間取得したい気持ちでいっぱいでした。
しかし言えませんでした。
就職して間がないため「30分」が折り合い点となりました。
変に気を遣う私の悪い癖です。
これが今だったらどうなのか?と言われるとわかりませんが
やはり遠慮するのは変わらないでしょうね。
「2時間休みます!」とは言えないです。
ちなみに30分の育児時間は、朝の時間帯で取得しました。
毎朝保育園に連れて行くだけでも時間が足らないことがわかっていたからです。
母乳育児への配慮
私は母乳育児をしていたのでお乳がはったときには休憩時間を多めにとってもいいよ
と配慮してくださいました。
休憩時間に何をするかというと、母乳を絞るのです。
ではどこで母乳を絞るの?と思いますよね。
当時の会社には、本社の裏側に小さな倉庫があって(本当に倉庫です)
数年前まで事務所として使用されていた場所です。
事務机と椅子があるので、そこでお乳を絞って良いと許可をいただきました。
プライバシーの保護はバッチリですが、困ったことが一つ。
埃っぽいお部屋なんです。
倉庫ですからね。
でも文句は言っていられません。
冷蔵庫は本社の事務室にあるので、事務の方にも事前に了解もいただいて
冷凍保存しておいた母乳パックは退社時に忘れないように持ち帰ります。
今思うだけでも理解を頂けたと思います。
1日に何回もお乳を絞っていたなんて大変でしたね
そうですね。子どもの顔を思い浮かべながら頑張りました。一瞬母親に戻る瞬間です。
福利厚生が整っていることに感謝でした。
ただ、時間短縮は今思えば、2時間取る権利があったので
貴重な子育ての時期を逃してしまったのかな、という後悔も大きいです。
上司と先輩に気を遣う日々。
それでも続けられたのは上司が4人の子沢山で私と同じように産後6週間で仕事復帰するのが当たり前の時代で生きてきた方だったということ。
上司の理解が得られるのは気持ちの面でとても大きいです。
産後2ヶ月の転職で大変だったエピソードその①毎日会社で母乳を絞って冷凍すること
産後2ヶ月の転職、母乳育児真っ只中でした。
とにかく数時間おきにわかりやすいようにお乳がはります。
数時間おきにお乳を絞るために小休憩を取らせてもらいました。
実際どのようにしていたかというと
- アルコール綿、母乳冷凍用の袋、タオルを持って倉庫に直行
- 倉庫の換気と机を綺麗にふく
- 手を綺麗にあらい、乳首を綺麗に拭く
- 20分程度搾乳
- 飛び散っている母乳を拭きとる
- 母乳冷凍用の袋を職場の冷凍庫で冷凍する
- 勤務終了後に母乳冷凍パックを保冷バッグに入れて持ち帰る
これを1日2−3回行いました。
私は手で搾乳しました。
搾乳機も使ったことがあるのですが、手で絞る感覚の方が早かったからです。
好みがあると思うので、搾乳機を使うとより清潔で良いかもしれませんね。
母乳は産後2ヶ月から4ヶ月の間は元夫の祖母にお世話になっていたため
解凍して飲ませてくれていました(本当に感謝しています)。
転職したら、きっと母乳はすぐに出なくなって、ミルクに切り替えていけるかな?
と思いきや、案外母乳が出続けたので卒乳が遅れたんですよね。
会社の理解にとても感謝です。
会社で母乳を絞る時に役立ったグッズ①母乳パット
当時もすでに便利グッズがあったので私が使用した母乳育児で便利だったものをご紹介しますね。
2−3時間おきに胸が張ってきてパンパンになると母乳が滲み出ることがあります。
服へ染みるのを防ぐために母乳パットを使用していました。
搾乳のたびに付け替えるので、母乳育児の期間中の必須アイテムでした。
会社で母乳を絞る時に役立ったグッズ②母乳フリーザーパック
しっかり母乳が出ていたので、冷凍保存して子どもに与えることができます。
直接母乳を与えることはできなくても、搾乳をしながら子どもの顔を思い浮かべて
母乳という栄養を与えることができると思うと頑張れました。
フリーザーパックがあったからこそ産後2ヶ月で仕事をしながらでも母乳を与えることができました。
会社で母乳を絞る時に役立ったグッズ③ウエットコットン
お乳周りを綺麗に拭くために使用しました。
滅菌済みのものにこだわるとそれなりに費用もかかるのですが
少しでも清潔に母乳を保存したいと思って滅菌済みのウエットコットンを使用していました。
会社で母乳を絞る時に役立ったグッズ④これらのグッズを入れるポーチ&保冷バッグ
母乳パット、母乳フリーザーバッグ、アルコール綿、タオル類をひとまとめにするポーチ類があると便利です。
自分の好きなキャラクターでも良いですし、巾着袋でも、なんでも良いので休憩の時にさっと持っていけるようにまとめて入れると便利ですよ。
保冷バッグは冷凍保存した母乳フリーザーパックを持ち帰る時に役立ちました。
産後2ヶ月の転職で大変だったエピソードその②年次休暇の取得に気を遣ってしまった
私が入職した頃は他に小さな子どもを育てながら働いている同年代の職員がいませんでした。
すでに子育てが終了している人が大半で、小さなお子様がいたとしても、それはパートの方でした。
育児休暇を取得した前例がない会社に産後2ヶ月の私が入職し、
入職して間がないのに時短勤務をとるなんて当時では考えられない光景だったのでしょうね。
もう20年も前の話です。
今は会社から積極的に育児休暇や時短勤務、有給が取りやすくなりましたね。
私の後輩もきちんと育児休暇を取得することができています。
もしまだ会社に遠慮している人がいるならば、もう時代が変わってきているので
勇気を出して会社に相談しましょう。
私のように我慢して後悔しない方が良いですよ。
年次休暇については
病気などで再々呼び出しがある可能性があって
そのたびに年次休暇、時間休を取得していました。
のちに子ども1人につき年5日看護休暇として取得できることを知りましたが
日頃からちょこちょこお休みをいただくことが多かったので看護休暇まで取得する勇気が出ませんでした。
今思えば年次休暇より看護休暇を優先すればよかったと後悔しています。
何とか家族でカバーしてもらえることにより、さらに仕事を優先してしまいがちでした。
(私の場合、のちのモラハラに関係することになります)
まとめ 産後2ヶ月で働くためには周りの協力が不可欠
産後すぐの就職、復職でも仕事を続けるためのポイントをまとめました。
休みの日にしっかりと子どもと遊ぶ(お出かけに拘らない)
体調管理を管理する
時には自分の時間も作る
会社の福利厚生をフルに活用する(育児休暇、時短勤務、年次休暇以外の看護休暇や特別休暇の取得)
夫婦で育児休暇を取得する
保育園の送迎は夫婦で分担する
他の家族の協力も得る
ファミリーサポートなどのサービスも活用する
仕事をしている自分を責めない
もしも産後すぐに働く方がこのブログにたどり着いたなら、少しでもお役に立てますように。
今後のブログでも子育て経験を発信していきますね。
執筆予定
私の子育て体験記(作成中)次男が診断される前まで子育ての様子
診断されてから現在までの次男の子育ての葛藤
三男を通じて不登校の親としての葛藤
なんとなく子育てが難しくて、もしかして「自分の子どもは何か障害があるのかも?」と感じた時の不安
相談して良かったこと
などなど